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M邸(愛知) 茶室材料調達

2015.02.10桜山の家(愛知)

茶室の材料を探しに松文商店さんに行ってきました。

松文商店さんは創業安政5年。
北山磨丸太や銘木を扱っている老舗中の老舗です。

ずらりと並ぶ銘木の数々に惚れ惚れしてしまいます。






数ある柱の中、
M邸の茶室に合う形と木肌の1本が見つかりました。

この日は千田工務店の平野監督にも京都まで来てもらい、
材料調達に立ち会ってもらいました。






スケールを中柱壁留に見立てて、
曲がり位置との関係を検討中です。






そして、決定された壁留の高さを基準に、
床高、柱の向きをチョークでケガイテきました。






いい形に納まりそうです。

写真手前は松文商店の吉村さんです。






その後、床柱と相手柱も良いものが揃いました。
それぞれ赤松皮付き丸太と北山磨き丸太です。

大工さんの墨つけを経て、茶室に建てられのが楽しみです。






最後は床框の北山錆丸太探しです。

こちらも大きな倉庫にズラリと並んでいます。






2本に絞って吟味中。






決めた1本の曲がりを確認しつつ木取りの位置を指示します。

床框は松文さんに加工してもらい現場に入れてもらうことになりました。






全ての丸太が揃い、平野監督も一安心のご様子でした。





立札茶室にて手配してもらう材の確認。


松文商店の吉村さんには良い材料を揃えてもらいつつ
材料の種類や加工の仕方、納め方など色々とお話を聞かせてもらいました。

さらには「松風楼」を基にした広間の茶室も見学させて頂きました。

色々とありがとうございました。