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T邸(福岡) 茶室材料買い付け

2017.10.06博多の家(福岡)

9月末。
秋雨の去った午後。
建主さまをともなって
京都の銘木屋・松文商店さんにて茶室材料の買い付けを行いました。





床柱は赤松皮付き丸太。
表情、曲がり、節の具合などなどから吟味する所長。





野趣的な1本に決定。
床框をあてて使用する部位もチョークでけがいてきました。

今回の茶室は表千家・松風楼の写しなので、
床框は本歌と同じなぐり仕上げの溜漆塗りです。





琵琶台となるブビンガ無垢の1枚板。
表情の良い下半分をご購入。





松文商店さんのモデルルームも松風楼の写しです。
松風楼・本歌の材料のことや納まりのことなどなど、色々と教えて頂きました。

この日は安恒組さんも博多から入洛です。
左から
安恒組・4代目の安恒専務。
松文商店・吉村さんをはさんで、
安恒組・宮崎棟梁と坂田監督。

松文商店の吉村さんには設計段階から、
本を何冊もお借りしたり、
材料の相談にのってもらったりとお世話になりっぱなしです。
いつもいつも本当にありがとうございます。





建主さまと吉村さん。

お茶のお師匠様のこと、数奇屋大工の木下棟梁のことなどなどで
お話も盛り上がったご様子でした。

この日に買い付けた材料が現場に入るのはまだ先ですが、
安恒組さんの手で新たな松風楼の写しが組みあがっていくのが楽しみです。



月が変わって10月初旬。
秋晴れ。
現場では南棟のヴォリュームが立ち上がりました。

雨を避けようとコンクリートの打設を1日早めた為、
階上では急ピッチでスラブ配筋が進められています。





1層上がって、1階レベル。
南棟の居室入り口からテラス方向の眺めです。

このテラスには屋上緑化を施します。





南棟のテラスから中庭をはさんで北棟の眺め。

配筋検査の翌日、無事にコンクリートの打設ができました。
次は北棟と南棟をつなぐ中間エリアの基礎工事へと続きます。


(上野)