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S邸(京都) 配筋検査

2019.05.29S邸(京都)

冷たい雨が降りしきる4月。
S邸(京都)では柱状改良を行いました。
スプレーの赤・青ラインが改良体の芯となります。

本来、このスプレーライン沿いに崖先端が迫っていたのですが、
それでは改良体を打設できません。
柱状改良に先立ち、土を入れて平場を整えました。


柱状改良1本目。
固化材を吐出しながらアースオーガーで掘進攪拌していきます。


設計通りのレベルまで引き上げ攪拌をすれば完了です。

地盤不良により29本中1本に補強処置を行いましたが
建物を支える地盤の改良は無事終わりました。



月が変わり5月下旬。
配筋検査の為に現場入り。
いよいよ建物の配置と周囲の関係性が見えてきました。


東から西への見通し。
全体的にきれいな配筋で、清掃も行き届いています。


崖に張り出すテラスの配筋と型枠状況です。

崖下の谷筋には昔は川が流れていました。
向かいの崖上の道路工事によって川の水は止まってしまったらしいのですが、国有林の緑はとても豊かです。
土も肥えているらしく自然薯までとれるそうです。

渡り鳥が谷筋を飛び交い、猿もやってくるようです。


キャンティの付け根部分。

配力筋が斜めに定着されていますが、
大事なところなので、下向きの補強筋を追加指示しました。

スペーサがヨコ使いになっていますが、
それではコンクリートが上手く流れない可能性があります。
コンクリート打設時に丁寧につつけば問題ないのですが、
念には念をいれてタテ使いに修正します。


構造設計はエスキューブアソシエイツ(S3A)。
22坪の小さな住宅ですが、崖地の為、万全を期しています。

写真はS3Aの上島さん。
配筋の修正箇所を的確に指示していきます。


建物西端より東への見通し。
崖の土が新しく見えるのは、柱状改良前に土を入れた為です。


サポートと角材でキャンティのテラスをしっかり支えています。


居間のソファ後方辺りより向かいの森を見たカット。
昨年、あまりにも高くなりすぎた樹を何本か切ったのですが、
5月になり緑が勢いを増したようです。

建物が立ち上がるにつれ変わっていく景色を楽しみにしていて下さい。



(上野)