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S邸(京都) 基礎コンクリート

2019.06.21清閑寺池田倶楽部(京都)

6月初旬。
耐圧版(べた基礎)の打設後に、2回目の配筋検査に行ってきました。
建物内にはこれから立て起こしをする内型枠の材料が搬入されています。


前回、是正指示した箇所のチェック。
跳ね出しテラス部のL型補強筋の追加完了。

また、細かい点ですがスペーサー(通称:ドーナツ)も
横使いから縦使いに直してもらいました。
コンクリートの流れを良くして、打設不良を防ぎます。

白くて丸いものが前回より変更したドーナツになります。


手摺を取り付ける為の、アンカーもセット完了。
打設後に発泡スチロールを取り除き、手摺を溶接して取り付けます。


1ヶ所、アンカーの取付位置が間違っていたので、
すぐに修正してもらいました。

コンクリートを打ってしまったら修正が出来ない為、
打設前の現場監理は重要です。


設備用スリーブの取付け位置や、その補強方法も確認していきます。

これらのチェックが済んだ後に内側の型枠を立ててもらい、
立上りコンクリートと跳ね出しスラブの打設になります。




そして打設後、6月中旬。
基礎立上りの型枠が外されました。
ジャンカ等の打設不良もなくきれいに打設されています。


建物西から東の見通し。
手前のコンクリートが高くなっている箇所は浴室の防水の為です。


跳ね出しテラスもしっかり打たれています。
四角い発泡スチロール部分が手摺を取り付ける箇所です。


跳ね出しテラス下の型枠は存置期間を長くとります。
コンクリートがしっかり固まるまでは支柱は外せません。


基礎全景。
写真奥ではサクジ工務店の塩川監督が防水工事の為の墨出し中。

土に埋まる範囲に防水材を塗ってから、
周囲の土の埋め戻しとなります。


また
現場を離れ、加工場では大工さんが木材の刻み作業をしています。

横内事務所の建物は梁・母屋・天井材などなど化粧となる木材が多い建物です。
梅雨入りとなるこの季節。。。
天候をよく読んで棟上げの段取りを組む必要がありますが、
上棟まであともう一歩です。


(上野)