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H邸(兵庫) 材料検査・建方

2020.12.15H邸(兵庫)

ご報告が滞っておりましたが、
今回は建方までをご報告したいと思います。
まだまだ夏の日差しが強い頃、今回プレカットを担当してくれる
山長商店さんまで材料検査に行ってきました。
山長商店さんのご厚意で山からを木を切り出すところからご案内いただきました。
化粧横架材の確認。
ついつい目の前のきれいな海に目を奪われてしまいますが、
それに負けないくらいのきれいな材をそろえていただいておりました。

今回は居間部分の化粧柱と母屋材を北山杉磨き丸太で計画してます。
北山杉磨き丸太をご手配いただいたのが、
いつもお世話になっている松文商店さんです。
事前に松文商店さんで選定した丸太を山長さんで手刻みしていただきました。
母屋は刻み終わり、準備が整ってます。
いよいよ建て方開始。
材料が現場に届きます。
搬入路が狭いため、敷地入口から計画場所まで
手作業で運びます。
土台敷きが終わり、まずは居間の丸柱。
隅の丸柱は落し蟻です。
次に横架材。
丸桁(母屋)
光付けした面戸板を入れながら架けていきます。
だんだん形が見えてきました。
建物谷側の方はクレーンが届かず、手作業での建方となりました。
化粧材も多く、気を抜けない建方でしたが、
最後までとても丁寧に作業を進めていただきました。
最後にボルト締め。
化粧部には金物が見えないように、構造のエス・キューブ・アソシエイツさんや越智工務店さん、山長商店さんと念入りな打合せを繰り返しました。
居間の内観スケッチ
森の木々の力強さを近くに感じることのできる居間になります。

丸柱と丸桁を組み込んだ難しい構造でしたが、
たくさんの方々のお力を得て、無事に組上げることができました。
本当にありがとうございました。

現場では難しい工事が続いております。
また改めてご報告します。(増田)