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H邸(兵庫) 土庇・暖炉石積み

2021.05.17H邸(兵庫)

ご報告が滞っておりましたが、現場は順調に丁寧に進んでおります。
化粧野地板施工完了。
母屋→化粧野地板→垂木→野地板という工程になるので、
秋梅雨が長雨にならないことを祈りつつ、
迅速に工事が進められました。
屋根にルーフィングが敷かれたときは一安心しました。
壁も迅速にふさがないといけないのですが、
建物越しにみる森がきれいすぎて、ふさいでしまうのがためらわれます。
居間部分の柱、梁には開口枠を取り付けるための溝が
プレカット段階で刻まれます。
今回は丸柱ということもあり、構造的な強度を保ちながら、
金物を見せずきれいに納めるというのがとても難しかったです。
開口枠取付溝奥に金物を鎮めることで、
外観に金物が見えないように納めてます。
上棟して一安心でしたが、実はこの建物には三方に
大きな土庇が設けられます。
意匠的にも空間的にも重要な要素になります。
↑原寸で確認中。

下屋を受ける柱の沓石は、敷地内川から採取した自然石を使い、
柱は丸柱、屋根の形状も特殊でとても施工が難しい土庇でしたが、
とても美しく施工いただきました。
建物の骨組みの工事がひと段落着いた頃に、
先日仮組をした暖炉を建物内に迎え入れることになりました。
森の大木の幹の力強さにも負けない迫力の
石の暖炉が居間に腰を据えました。
次回は枠廻りと外部の仕上げをご報告します。
今回の外壁の仕上げは普段あまり採用しない材料になりました。
お楽しみに。(増田)