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新しい現場が始まります(京都T邸)

2022.11.22T邸(京都市北区)

こんにちは。

今回は京都でお住いの設計をさせていただきました。
その経過を複数回に分けてご報告したいと思います。


ところで、京都で住まうことを考えるにつけ、
やはり敷地の歴史的な側面を設計でどのように扱うかがテーマになってきます。



今回のお施主様の敷地にも、古いお屋敷が立っていて、
表通りに面して門構えのある家並みが続くような風景がありました。



お屋敷は昭和初期築造の立派なものでしたが、
住まい手がいなくなってしばらくして建物の構造にもガタがきて、
また実際住むことを考えても現代的な住環境を整えることは難しく、

母屋を建て替えるという形で設計が進みました。




建物は建て替えてしまうけれども、この立派なお屋敷はきっと
何世代にもわたって残るものとして建てられたものでしょう。

そのマインドは引き継ぎたい、そういう思いを形にする機会だったと思います。



お施主様のT様のご理解に恵まれて、
すごく素敵なお住いの設計ができました。
これから始まる現場が楽しみです。




秋吉