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「建築の旅」16

2022.12.07建築の旅

こんにちは。

今日はルイジアナ美術館から巡っていきます。
ルイジアナ美術館はコペンハーゲンの北、電車で40分くらい行った閑静な住宅街の中にあります。
入り口は住宅の様。というのも、元はこの地に住む個人のコレクションから始まった美術館なのです。

海を見下ろす広大な敷地全体が公園として美しく整備されており、美術館の建物は園内に生えている大きな木々の間を縫うように配置されているので、園内を歩いていてもほとんど目に入りません。

美術館の敷地はヨーロッパブナの自生林とつながっていて...

新緑の木漏れ日がとてもきれいでした。


片面に庭が見える通路状の展示室がクネクネとつながり、角を曲がるたびに違う風景が目に入ってきます。

壁に掛けられた絵画だけでなく、開口部の外に広がる自然の風景自体が美術品を見ている様な美術館でした。
天井は低く、2300くらいだったと思います。
ジャコメッティルームという、ジャコメッティの常設展示室があります。
建物の存在が気にならず、展示物や庭に意識を集中することができる素敵な美術館でした。

カフェはピエール・カルダーの彫刻を見ながら...



続いてPPモブラーの工房を見に行きます。
PPモブラーはハンス・ウェグナーの家具の多くを作っている工房で、至る所に制作途中のウェグナーの家具が置かれていました。

日本では見かけないチャイナチェアの3人掛けなどがあり、面白く見ることができました。

では、次回はデンマークを離れ、スウェーデンを訪れます。

お楽しみに。
(横内)