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T邸内外装工事

2023.04.24T邸(京都市北区)

建物の工事が進むと知らぬ間に季節も変わっていきます。
少し前には炎天下で建て方工事をやっていたのに、
今や空は秋めいて、肌寒さを感じるくらいです。

T邸も内外装工事が進み、さながら寒い季節に向けて衣服を着こんでいるようです。


屋根板金が美しく葺かれました。

ここはもともと瓦屋根の邸宅が建っていた敷地でしたが、
ガルバリウムの板金屋根も、瓦のようにつややかに空を映してくれるし、瓦屋根よりもシャープで現代的な印象に見えて、これもまた良いです。




内装も壁や天井が塞がれてきて、断熱材や設備の仕込み工事も並行して進んでいます。
外の風や音が遮られるようになってくると、だんだん家って感じがしてきます。
次はキッチンが写真奥に置かれて、右手にはバスルームが…
想像するのが楽しい。


写真左奥にいるのは、松彦建設の松本清さんで、通称マツキヨさん。
現場にいち早く来て、エネルギッシュに動いてくれますし、
マツキヨさんのちょっと自虐的でコミカルなお話が
現場を明るくしてくれています。


内装材のチェックもやっていきます。
こんな感じで仕入れた材に使う場所や向きが書かれています。
自然素材ゆえ、材料のどんな表情を見せるか、どんな風に動くかを観察しながら加工します。
それを加工してくれているのが谷山棟梁。

今は和室の入口の枠を加工してくれていて、私がややこしい納まり図を描いたばっかりに、「難しい、難しい…」と言いながら、それでもきれいにつくってくれています。

次回はもっとつくりやすい図面描きます…

玄関枠の沓石の型材がひょこひょこと。
こちらは玄関の上がり框。
松彦建設が楢材をサービスしてくれました。
和室の床柱の北山杉丸太も綺麗。


こんな感じで越冬準備を始めたT邸でした。

次回は左官工事、家具・建具工事をご報告できればと思います。





秋吉