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「新在家の家」現場から

2023.07.26新在家の家(兵庫県)

こんにちは!
今回は「新在家の家」の現場が、大詰めになったころの様子をお伝えします!


足場も外れて、外観が露わになりました。
角地に建っている上に、道路も坂になっているため、いろんな角度や高さから建物を見ることができます。

和室には赤松の床柱が座りました。京都の「松文商店」さんにて選んだものを採用しています。



庭に面する建具は全て造作木製建具です。
庭と一体的な室内空間を実現するためには大事な要素となっています。
木製建具は気密性が悪いというイメージを払拭するために、気密が取れるような工夫も凝らしています。
慣れない作業にも関わらず、建具屋さんも積極的にご協力いただきました。



応接室の鉄平石も綺麗に張られて、天井の左官も綺麗に仕上がりました。
実はこの応接室、ちょっとした仕掛けがいくつかあります。
オーディオルームを兼ねるこのお部屋の四隅にはスピーカーが置かれるようになるのですが、線が床に這っているのは少々無粋だということで、床の中に空配管をして、部屋の四隅の巾木のところから線が出てくるような仕掛けにしています。
この巾木も空配管の出口箇所だけ取り外せるようになっています。


もう一つの仕掛けは、映写スクリーンです。実はオーディオだけではなく、映像も楽しめる部屋になっています。
オペラや映画鑑賞をされることもあるとのことで、突き当りの壁に110インチのスクリーンが下りてきます。
プロジェクターの配線もプロジェクター下の家具から間接照明のスペースを伝って隠蔽しながら配線できるようにしています。

造作家具も仕上がってきました。台所も造作で、収納はたっぷりです。
では次回は、置き家具のご紹介や造園の様子をお伝えします!



渡邉(元所員)