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国宝の旅 三井寺 光浄院 

2025.08.19 プライベートアルバム




園城寺(おんじょうじ)は、滋賀県大津市園城寺町にある天台寺門宗の総本山の寺院です。


近江八景の一つである「三井の晩鐘」から、一般には三井寺(みいでら)として知られています。





平安時代などの日本古典文学で、何も注釈を付けず「寺」と書かれていれば、この園城寺を指すそうです。





自然石を自然のまま積み上げる、穴太積(あのうづみ)の石垣が美しいです。





この日の目的地である勧学院と光浄院に向かいます。


こちらは勧学院。





そして光浄院。


光浄院客殿は三井寺の子院の一つで、豊臣秀吉に仕えた武将で三井寺の僧でもあった山岡道阿弥によって建立されました。


桁行7間、梁間6間、杮葺の入母屋造。
書院造の代表的遺構として国宝に指定されてます。





光浄院客殿の南に広がる池泉観賞式の庭園は、
江戸時代の『築山庭造伝』にも名庭として紹介されており、織田信長も訪れたそう。





庭を迎え入れるように大きく開かれた建築の断面。


池が客殿の広縁の下まで入り込み、建築と庭園が有数の中間領域を作り出しています。