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2025年竣工物件秋編③T邸(京都)

2025.11.17 T邸(京都)

「竣工作品撮影・2025年秋編」第三弾

T邸(京都)での撮影の様子をご紹介します。
敷地内に大木のあるお家になります。



小川さんも3日連続の撮影の最終日でしたので
疲労がたまっているのではと心配でしたが
疲れを感じさせない様子で色々なアングルから撮影をしていただきました。
(中腰でカメラを構える小川さん。さすがです。)



今回の敷地は周囲を隣家に囲まれた敷地ですが、大木のおかげで
京都市内というのを感じさせないようなゆとりがあり静かな空気を感じます。
土地を購入される時にも大木を切らない事という条件があるくらい
周辺の方にとってもかけがえない存在になっております。



そのような敷地の特性を生かすためにリビングダイニングは2階に設けております。
リビングダイニングを2階にある事で周囲の視線を
気にすることなく過ごすことが出来ます。



こちらがリビングダイニングの写真です。
室内に入った瞬間、目の前にお部屋の中の大きなクリスマスツリーが!
お施主様の素敵なご趣味がお部屋のいたるところから伝わり、
とても居心地の良い暖かい空間になっておりました。



今回の家具はメキシコの家具がメインとなっており、
お施主様が元々お持ちのテーブルや椅子を置いております。
素材が木のため空間としてもまとまりが良く、
荒々しさのあり無骨ながらも、それがカッコよく感じました。



薪ストーブはHWAM(ワム)の「クラシック4」
メキシコの家具には、これが一番合うだろうと初めから選定したものです。
横内もお気に入りの薪ストーブです。



小川さんも撮影の度に「新しいですね」と何度もつぶやいておりました。
後ろに映る大木と小川さんの景色が良く、思わずパシャリ。



室内の天井は高いところで約4m程度あるため開放感があります。
そのような空間を支える構造として意匠で見えている
棟木が大事な役割をしております。
せい390の杉材が3間分とんでおり大空間を支えています。



2つめの特徴としてメイン開口は北側に面しております。
そのため直接的な光が差し込む時間は短いのですが、
間接的な優しい光が入り込む事で、落ち着きのある穏やかな空間になってます。
欄間を壁ではなくガラスにすることで空を見上げる事が出来、
思わず京都市内にある事を忘れてしまいます。


・撮影中にはお施主様が飼っている
ワンちゃんと猫ちゃんがカメラの画角にチラリチラリ
その様子が可愛く入る度に、
「良いね良いね~」「もっと手前おいで」「今、良い位置!」などと
ついアイドル撮影会のようになるタイミングもありました。
開放的な空間の中で自由気ままに過ごしている様子を見ると
居心地よく暮らしているのだな、と伝わります。



次は1階についてです。
階段横はお庭に出るための勝手口あり、そこから大木の幹が見えます。
建具が額のフレームのように美しく幹を切り取っており、
一つの美しい空間となっております。



今回は2世帯住居のため、
1階にはお母さんのためのサブリビングと寝室があります。
そこにもメキシコの家具が
ヨシベニヤの天井とブラックチェリ―との床とも相性が良いですね。



照明はルイスポーセンのトルボー
シンプルながら可愛らしいフォルムの照明が優しく空間を照らしておりました。



照明については、こちらからの提案のため
事務所でもよく使うグローボールがダイニングとリビングにあります。
シンプルで無駄をそぎ落としたデザインだからこそ、
家具と空間を美しく調和させてくれます。



朝早くから夕景まで長時間にわたり
撮影協力していただけたお施主さまには感謝しかありません。
それでは素敵なクリスマスツリーの写真を最後に。
少し早いですが皆様、良いクリスマスを!


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(スタッフ澤村)