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H邸(熊本)造園工終了

2012.08.07風突の家(熊本)

造園工事が終了しました。
造園には大北望さんに入っていただき、とても素晴らしい庭になりました。
姫路から熊本までの遠方にもかかわらず、快く引き受けていただきありがとうございました。


玄関アプローチ。
楓の木がお出迎え。奥には茶庭が広がっています。


寄付からの眺め。左奥の広場に向かって視線が抜けます。
隣の家も気も全く気にならず、森の中にいるようです。



庭には井戸水を利用した小川があります。熊本は雨量が多いので、土地に浸透した井戸水を利用しました。
小川の石は生野からやってきた生野石です。地被はタマリュウ、杉苔、地苔等が中心です。


住宅と庭をつなぐ軒下空間。軒の出は深く2250㎜。
熊本の日差しを考えて深く計画。地盤からの照り返しもなく、庭から心地よい風が住宅に入ってくるようです。



少し高くなった広場から住宅を見る。樹木の間から見える瓦屋根がきれいです。


三帖間からの庭を見る。室内からみると改めて庭の奥行きや樹木の密度に驚きます。

「人ができるところは完成。あとは自然が庭をつくってくれます。」
という大北さんの言葉が、これからの庭の楽しみ方を教えてくれているようです。