こんにちは。N邸の改修工事が6月から富山で始まっています。
北東と南西に庭があり茶室もある素敵なお宅ですが、茶室は残し、その他1階の大部分を改修していく計画です。
解体から今までの動きをお伝えしたいと思います。

6月に解体が始まり、今まで隠れていた骨組みが露わになります。
以前この場所は立派な和室が二間続いていたのですが、中々有効に使われることがなかったそうで、今回はこの空間がリビングやキッチン、ダイニングなどのメインの空間となります。

現況を見て、構造的な補強が必要なところ、取替えが必要なところを確認し、補強していきます。
もちろん雪国の富山県なので、新たに断熱材も敷き詰めて寒さに備えます。



床の下地が貼られるとともに、次はメイン空間の開口の枠工事が始まりました。
以前はアルミサッシが取り付けられていましたが、改修すると共に木建具に取り替えます。

既存土台に敷居を緊結するために、Lアングルを使いました。
今回の建具の納まりも室内から框が見えないようになっており、庭と一体となる空間を目指していきます。


実は今回の計画では東庭とダイニングに面して、奥様専用の1坪ほどの小さな家事室が増築されます。
建て方も無事終わりました。
もちろん庭も新しく植栽を植えていきますが、その新しくなった庭を見ながら気持ちよく作業のできるスペースとなります。




そして最近は天井の作業を行っています。今回は横内事務所でよく使用する葦で仕上げていきます。
全て貼り終えた様子はまた次回の更新でお伝えします。


以上ダイジェストで今までの流れをお伝えしました。

では次回の更新をお楽しみに。